ジッパーライン一つでスタイルを完成させてしまったこのジャケット。
50年代のカナダ製Genuine Horsehide。
肩にあるエンブレムのステッチ跡や肘パッドなどから、カスタムメードのレース仕様ジャケットだったと思われます。
ジッパーは全てLighting社製。
実用性ありきの中で生み出された高い自由度のパラドックス。実際、テーラーに携わった人にはやりづらさ極まりないジッパーの取り付け作業だったと思われますが、その微妙なカーブのラインが決定的な機能美としてこのジャケットを"distinctive"にしています。カナダ製のライダースジャケットというと、いまいちイメージがわかない感じですが、質実剛健なホースハイドを使いこんなクリエイティブなデザインを生み出していました。




