Nov 28, 2007

Redwing 8272


茶色のエンジニア。黒以上にオーソドックスな佇まい。ダークブラウンの表革は、まったりと、微かに確かに変化していきます。時間の流れ方がちょうどいいのかもしれません、そういうのはブーツに限らず。

Nov 15, 2007

フェリーニのローマ


フェリーニの愛する街・ローマが舞台の映画。瞬間を切り取った映像の連続にて、作品は最後まで失速することがない。

そのエンディングは、ローマの街を走り抜けるオートバイの集団。「古都ローマの代表的な建造物と当時の何かを象徴するオートバイとのコントラスト」的な批評はどうでもよく、オートバイのエンジン音のみで流れるその映像は文句なしにカッコいい。

Nov 12, 2007

Buco J-100 (4)

季節はめぐり、秋から冬へ。そして、ライダース・ジャケット。以前、紹介したBuco J-100もフル稼働中です。

Bucoに限らず、それなりに歴史を持つブランドは、年代とともにマイナーチェンジが行われるのが常。今回、その中でも識別しやすいジッパーを見てみます。


これが最近手に入れたBuco。胸ポケットのTALONジッパーが涙型。


これは前から持っている別のBuco。棒型TALON。


どちらかが年代的に古いのか、もしくは同じ年代で違うタイプのジッパーが使われていたのか、詳細はわかりません。50年代のモデルは棒型が多く、涙型は後期のBROOKSにも使われているので、そこから類推すれば棒型のタイプが古いモデルになるかもしれない...などと考える秋の夜。

Nov 6, 2007

カスタムオーダー


アルゼンチンに旅行したときにオーダーしたものです。世界有数の牛肉生産国であるアルゼンチンでは、牛肉料理屋と同じくらい多くのレザーウェアの店があり、その場で素材を選び、好きなデザインでオーダーできます。既製品やパターン集から選んでもいいし、ノートにスケッチしたラフなデザインでも対応してくれます。大体、1-2日くらいで完成し、価格も1万円くらいとリーズナブル。革のクオリティーも高いです。

そんな南米のパリ、ブエノス・アイレス。行く機会があれば、こんなコースがお薦めです。

到着したら、脇目も振らずレザーショップへ直行。たくさん店がありますが、選べる素材が多いという理由で、なるべく大きめの店がいいでしょう。そこで自分好みのレザージャケットをオーダー。バッグ、ベルトなどの小物も豊富にそろっています。
その後、セントロからボガ地区あたりまで足を伸ばしながら、あらためてブエノス・アイレスの街並みを楽しみ、夕食はステーキ・レストランで牛肉とワイン。できれば、レザーショップの店員など地元の人に教えてもらったレストラン。メニューには牛肉のさまざまな部分が写真やイラストで載っているので、適当に何種類か選びます。チョリソーをオーダーするのも忘れてはいけません。かなりお腹が一杯になるはずですが、ここからブエノス・アイレスの夜が始まります。
古い建物が並ぶサン・テルモ。オレンジ色の街灯に照らされた石畳の道の周囲からタンゴの調べが聞こえてきます。フォーマルなタンゲリーアもいいですが、ドレーゴ広場周辺にあるローカルなバーでもタンゴは楽しめます。さほど深くならない時間までサン・テルモの夜は静かに盛り上がっていきます。
翌日、レザージャケットを取りにいきます。お気に入りの一枚が出来上がっているはずです。

BGM:映画「スール その先は…愛」より南へ帰ろう

Nov 3, 2007

The Leather Book


いきなりイヴ・サンローランのライダース・ジャケットで始まる"The Leather Book"
ネイティブ・アメリカン、カウボーイ、ミリタリー、ロック、モードなどのテーマにそって、古今東西のレザーアイテムがまとめられています。その中にライダース・ジャケットのチャプターもありますが、"The biker's second skin", "The bad boy's banner", "Hells Angels rallies" と、その時代の空気を大きく吸い込んだタイトルが並びます。知識と理解をセンスで処理した編集者の完璧な勝利と言えるでしょう。



"The biker's second skin"からの抜粋。単なるカタログのような羅列ではない、コンテクストによるレザーアイテムの集合体。



"A charismatic uniform"。一方で、こうした写真の提示は、レザージャケットとは人と一体化してこそ、その危うい造形美を露呈するものであることを再認識させます。


カタログ系の雑誌や写真集が乱立する中、この"The Leather Book"に編集という作業の本質を伺い知ることができます。