ポケットジッパーが棒型TALONのBucoのスリーブ。左右で使われている革の質感が違います。
右手。シボが多く、シワも付きやすい革。黒の染料が全体的に抜けて、いわゆる茶芯の下地が見え隠れしています。部分的にこすれ落ちた箇所のあいまって、いかにもな雰囲気です。
左手。スムースレザー。右手と比較すると、しなやかでハリのある革です。長年着込まれ、カーフ特有のツヤが出ています。
一般的に革製品は素材に均一性があるほうがより高品質とされ、いわゆる高級メゾンの製品にはそうした革素材が使われています。
一方、このBucoにはそうした均一性は見たありません。非対称とも言える素材の使い方で作られたレザージャケット。その質の違いは、一定の時間を経ても同質化することなく、それぞれ独自の変化を遂げています。